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関東と関西の賃貸事情

賃貸住宅を借りる際にかかる初期費用は、地方によって違うといえます。
賃貸契約に決まりはないため、オーナーや企業によっても違うのは当然ですが、その土地の昔からの慣習によって、敷金や礼金などの考え方が違うのです。
関東では、礼金という形で入居前にオーナーに支払う費用がありますが、これは一般的に関東のしきたりで、関西などにはありません。
逆に退去時に滞納家賃があったり、部屋の修繕が必要だったりする場合に使用するために預ける敷金や保証金は、関東では家賃の1〜3か月分というのに対し、関西では、3〜6か月分という場合が多く、関東の礼金にあたる敷引きという形で敷金の半分以上が戻ってこないようです。
また、首都圏や京都等では家主によりますが、約2年に1度、契約を更新する際に発生する更新料という制度があるのですが、他の地域にはあまりありません。
これも地域による特色といえるでしょう。
また、部屋の広さにも地域によって様々な違いがあります。
間取りには、京間、中京間、江戸間と呼ばれるものがあり、それぞれ畳の大きさが違います。
畳1枚のサイズが、京間は3尺1寸×6尺3寸(95.5×191cm)、中京間は3尺×6尺(91×182cm)、江戸間は2尺9寸×5尺8寸尺(88×176cm)となっており、同じ6畳でも京間と江戸間では随分と違うのです。
例えば、カーペットを購入する時に江戸間サイズの6畳だと352×261cmですが、京間だと382×286cm、中京間だと364×273cmとなります。
西日本には京間、中京地域には中京間、全国的には江戸間で建てられている建物が多いようです。
他にも、公団などに使われている団地間サイズがあり、こちらは同じ6畳でも340×255cmとずいぶん小さくなってしまいます。
建物の形などによっても、畳が特注サイズで作られている場合があり、一言で6畳間といっても様々な大きさがあるのです。
もちろん、関東だから、関西だからこういう制度があるというわけではなく、家主や不動産会社によってもかかる初期費用は異なってきます。
ただ、今まで住んでいた場所から遠く離れた地に引っ越す際に、こんな制度は知らなかったとならないように事前に調べておいたほうが間違いありませんし、住居探しを依頼した不動産業者に、どんな初期費用がかかるのか、住んでいる間に他に費用がかかることがあるのかなどを詳しく説明してもらって、納得してから契約するようにしましょう。
また、こういった家賃以外にかかる費用については、裁判で争われたケースもあり、全国的に見直す傾向にあるため、昔の慣習は消えつつあるとも言えるのかもしれません。

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